十勝の気候に合った屋根カバー工法で、安心ライフを送ろう!
みなさん、こんにちは!ヤネカベテック代表の仁平です。
北海道の十勝地方・帯広市の気候といえば、冬はドカ雪が降り寒さも厳しく、春・秋は日高山脈からの吹きおろしの強風が吹きます。
夏は30度を超えニュースでは日本で1番暑かったと紹介される日もありますね。朝晩の寒暖差は20度を平気で超えてしまう、そんな帯広市で快適に過ごし、失敗しない屋根工事を行うには、工事会社をしっかり選ぶことと、工事の種類を知る必要があります。
屋根リフォームで失敗しないためにも、是非ご一読ください!
そこで、今回おすすめしたいのが「屋根カバー工法」!
「屋根カバー工法」って、ご存じですか?
簡単に言うと、古い屋根の上に新しい屋根材を重ねて覆う工事のことなんです。
「え?そんなことできるの?」って思う方もいらっしゃると思います。
でも、これがすごいんです!
先ずは十勝管内の屋根カバー工法の種類についてふれていきますね!
勉強熱心な方はネット検索で色々と調べられていると思いますが、北海道、特にこの十勝管内に関しては情報量がとても少ないです。
先に言ってしまいますが、本州の屋根業者さんが使っている材料は北海道の十勝では使いません。もちろん共通の屋根材はあるのですが、
気象条件がまるで違うので、本州の屋根屋さんのカバー工法を見ても参考にはならないんですね。
それでは弊社で扱っている十勝地方に適したカバー工法を紹介します!
1・アリ掛けカバールーフ
弊社で工事をさせていただいた施工事例です。古い屋根材の上に防水紙を張り、さらにその上に屋根材を被せる工法です。
屋根の修理で直らない場合の次の手段でもあります。
メリット
- 古い屋根を剝がさなくも良いので工期が短く、ゴミも少ないので工事金額が安いんです。
- 古い屋根が下にあるので、急な悪天候でも安心感があります。工事業者がこのタイプのカバールーフを進める一番の理由です。
デメリット
- 複雑な屋根形状ではかえって手間がかかり割高になる。
- 古い屋根を撤去しないので下地が腐食していたとしても直すことはできません。
- 端部処理や不向きな屋根にカバーしてる場合が多く、雨漏りが多い。
更によく問題になってるのは、カバールーフと古い屋根がぴったりと合わずに浮いてしまっている事例です。
せっかくの新しい屋根が、バフバフ・ベコベコしてたらショックですよね。工事中の漏水事故を気にするあまり、無理やりカバールーフを提案したのか、ホントに無知な業者かのどちらかです。
信じられない話ですが、よく相談を受けますので、会社選びは慎重に行ってくださいね。
2.断熱カバー工法
大手ハウスメーカーさんからの依頼で弊社にて工事を行った施工事例です。
メリット
- 既存の屋根の上から断熱材を敷きこむので古い屋根を剥がす手間が不要で、断熱効果が期待できる。
- 断熱材は工場でカットするので現場での短工期に貢献する。
- 古い屋根材の段差をなくす事ができるので、カバーできる屋根材の種類が格段に増えます。このお宅の古い材料は縦に葺いていましたが、私たちはおしゃれな横葺きを提案させていただきました。
- そして古い屋根が下にあるので、工事中の突然の雨にもそこまであわてる必要はありません。
デメリット
- 古い屋根材を剥がす手間はありませんが、断熱材と工場でカットする費用が発生しますので、アリ掛けカバールーフよりも割高になります。
- 2F屋根の下に1F屋根がある場合などは要注意で、1F屋根に穴が開く場合がある。
現地調査に行くと少なからず、2Fからの落雪で1F屋根に穴が開いている場合があります。
大抵は数年前に屋根をカバーしたお宅です。無知な業者さんにお願いすると、後々トラブルが発生しますし
保証もしてくれませんので、工事会社選びは慎重にお願いしますね。 - このカバー工法も古い屋根を剥がすわけではないので、下地を直すことはできません。
最後のカバー工法をご紹介しますね!
3.通気カバー工法
この工法は古い屋根材の上に木下地を組み、通風を確保します。
メリット
- 空気層ができるため凍害や、結露、氷柱に効果抜群。
- 屋根が2重になるので、雨音が軽減される。
デメリット
- 今ご紹介したカバー工法の中で一番高額になる。
- 古い屋根を剥がさないので、下地の修理ができない。
費用負担は増えてしまいますが、弊社でも人気の工法です。
すが漏りや凍害、落雪でお悩みの方には特におすすめできます。
今回は3パターンのカバー工法をご紹介いたしましたが、ご自宅に最適な工法は見つかりましたか?
屋根の修理で漏水が止まれば一番良いのですが、そうとも限りません。弊社でも屋根の修理は実施していますが、
その時は止まっても数年後にまた漏れてくる場合はたまにあります。屋根の修理はあくまで応急処置なんですね。
話を戻しまして、カバー工法に共通しているのは、古い屋根を剥がさなくて良いと、下地を直すことが出来ない、です。
もちろん部分的に直すことは可能ですが、あっちもこっちもとどんどん手が広がっていくと、
工事代金が増えてしまいます。それなら最初から全部剥がして、葺き替えたほうが安上がりになったりします。
屋根の修理で済みそうなのか、カバー工法が適切なのか、それとも葺き替えた方が適切なのかの見極めがとても重要です。
その診断力はやはり、長年の経験と複合的な正しい知識がなければ見極められません。
工事会社選びはとても重要ですし、誰が来てくれるのかも非常に重要です。
長期にわたる安心を得るためにも、後悔の無い工事会社選びをして下さい!
もちろん私達は、プロ中のプロしか診断には伺いませんし、
選ばれたプロしか工事をしませんのでご安心ください!
私たちは最長10年の工事保障・10年間に及ぶ長期点検制度を実施しています。
職人直営店のプライドです!
執筆者WRITER
代表取締役
仁平 有亮
弊社は創業14年、十勝地方で板金工事を主体に住宅や牛舎、倉庫などの板金工事を手掛けて参りました。
十勝地方(帯広市/芽室町/音更町/幕別町)密着で地域の皆様の建物に関するお悩みを解決できるよう、努めて参ります。
- 1級建築板金技能士
- 1級防水施工技能士
- 2級建築施工管理技士(建築)